2012年に沢尻エリカ主演で映画化された岡崎京子の代表作。個人的には窪塚洋介がかなりいいはまり方してたと思う。第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞.
全身整形のトップスター"りりこ"。その頂点から失踪に至るまでのすさまじい人生の一端を描いた作品。
著者の混沌とした部分に最も肉薄してるように感じる。著者の他の作品に比べても印象・読後感は強烈。素晴らしい作品だけど、ちょっと面を食らう人もいるのではないかと思う。もっとライトな作品も多いですよ。
「ヘルタースケルター」は英語で混沌、狼狽とか言った意味で、原義はらせん状の滑り台だそうです。まさにりりこの人生はそのような”しっちゃかめっちゃか”の急降下です。一方で、不思議な静けさというかある種の無常観が作品全体の根底にあって、なにか轟々と流れる川の無音映像を見ているような、あるいはその一瞬を写し取ったような、そんな風に僕は感じます。